ワーキング・グループ

WG6: ソフトウェアプロセス改善 次の10年

コーディネータ:小笠原秀人(東芝)

概要

 1990年代から2000年代前半までは、CMMがかなり注目を集め、多くの企業で導入されてきました。各企業におけるプロセス改善活動(SPI活動:SoftwareProcess Improvement)の推進に際しても、CMMの影響は大きいと言えます。しかしながら、現在、プロセス改善の領域においては、CMMのような影響力のある技術は存在しません。今、求められることは、これまでプロセス改善活動を実践してきた経験を踏まえ、次の10年のプロセス改善のあり方を検討し、実行に移すことです。

 このWGでは、まず最初にCMMからの教訓を整理します。その後、現状におけるソフトウェアプロセス改善の問題点や次の10年に向けて考えなければいけないことなどを議論したいと考えています。

 WGは初日の招待講演と1日目~3日目の議論のセッションに分かれています。招待講演では、この10年間の活動で得られた知見や成功体験についての講演を行います。1日目~3日目の議論では、いろいろな観点からの意見をインプットとして議論の幅を広げつつ、深い議論を展開する予定です。

 

■招待講演セッション:6月9日(水)午後、発表はそれぞれ1時間

招待講演(1) 13:00-14:00 @ 講堂

発表テーマ:CMMIに基づくプロセス改善の強みと高成熟度実現の意義

招待講演者:端山 毅(NTTデータ)

招待講演(2) 14:15-15:15 @ 9号室

発表テーマ:10年目のSPI ~推進結果と今後の展望~

招待講演者:小笠原秀人(東芝)

 

■議論セッション:6月9日(水)~11日(金)

6/ 9(水)

15:30-18:00 自己紹介と招待講演の内容をベースにした議論

6/10(木)

9:30-10:00 導入プレゼンテーション
      「CMMからの教訓」 小笠原秀人(東芝)

10:00-14:30 ポジションペーパーの発表 参加者からのプレゼンテーション(20分/人)

13:30-14:30 「ソフトウェアテストWG」企画の講演を聴講 @ 講堂
       発表テーマ:テストから始めるプロセス改善
       招待講演者:安達賢二(HBA)

14:30-17:30 議論

18:00-20:00 情報交換会

6/11(金)

9:30-12:00 議論

13:00-14:30 議論のまとめ

 

このWGでの討論に参加を希望される方は、SS参加申し込みにあたって、「ソフトウェアプロセス改善 ~これからの10年に向けて~」というテーマで、ご自分の考えを簡単にまとめたポジションペーパー(目安:200字以上、1000字以内)を提出してください。

<ポジションペーパー提出先>
ss2010-query@sea.jp

SS開始前には、招待講演者の発表要旨および全参加者のポジションペーパーを討論参考資料としてみなさんに mail で配布します。

 

※ ポジションペーパーは、ポストプロシーディングスとして公開する予定

 

なお、このWGについての問い合わせはコーディネータまで mail でお願いします:

    mail to: hideto.ogasawara @ toshiba.co.jp